タカサブロウ

「タカサブロウ」って人の名前やぼく(ナツキ)みたいにワンコの名前のことじゃぁないよ。
田んぼでは雑草として嫌われている、キク科の植物なんだ。おうちの田んぼにも生えるんだけど、小さいうちに除草されるから、ほとんど花を見ることができないんだ。
お母(かあ)だって、山形に住んでいる兄弟んちに遊びに行って、姪の夏休みの自由研究の植物標本を手伝ったときに見たのが最初なんだってさ。
どうしてそんな名前がついたのか?由来は色々あるみたいだよ。別名「モトタカサブロウ」、これは外来種が入りこんで、元々あったタカサブロウと区別するためにモトをつけたんだってさ。
「是非、自分んちの田んぼでも見てみたい」お母(かあ)の願いが叶って、今年は難を逃れたタカサブロウが沢山生き延びて花を咲かせたんだ。
とっても地味な白い花だけど、名前と果実のつきかた共にちっちゃいヒマワリみたいな姿がお気に入りのお母(かあ)なんだ。
写真は、そのタカサブロウの花と果実だよ。