半分こ…

実りの季節を迎えて、天形(あまがた)林道ではポッカリ口を開けた紫色のアケビ、コロコロに太った栗の実、ツヤツヤに輝く黒紫色のヤマブドウなんかが「食べてよ〜」って お母(かあ)を誘っているんだよ。
「せっかく「どうぞ」って誘ってくれているんだからこれは食べてあげなくちゃね♪」って、お母(かあ)はもぎ採ったり、拾ったりして味見して楽しんでいるんだ。
お母(かあ)は「ナツキ〜、はい!!半分こ」って必ずぼくにも分けてくれるんだよ♪だからアケビも栗も大好きなんだ♪アケビは甘いし、栗はカリカリッて歯応えがいいし…ヤマブドウは…( -_・)?…んん〜、酸っぱくて苦手だけどね。
ぼくも栗を拾った時は「お母(かあ)はい!!半分こ」って、鬼皮ごとガリガリ噛んでお母(かあ)に分けてあげるけど、お母(かあ)はぼくが噛み砕いてヨダレでベトベトになった栗を「ジーッ( -_-)」と見てから…「ありがとうナツキ、気持ちだけもらっておくね」だって。せっかく半分こしてあげたのになぁ〜。
でも「半分こ」って、いい言葉だね♪
写真は、お母(かあ)が半分こしてくれたアケビの実だよ。まだ口は開いてないけど、もうプヨプヨに熟れていて甘くておいしかったよ〜(^○^)