家族揃って…

冬になると、雪が降ること以外にも嬉しいことがあるんだよ。それは、農繁期が過ぎたこともあってお父(とう)の帰宅が早くなったから、家族7人(プラスぼく)が揃って賑やかに夕食をする日が増えたことだよ。みんなの車が次々帰ってきて「ナツキ〜、ただいまぁ〜」って頭を撫でてくれたり、ちょっとの散歩をしてくれたり、ふざけっこをしてくれたり…そんな時ぼくは「幸せだなぁ〜♪」って思うんだ。ぼくは茶の間には入れないけど、みんなが夕食を食べているときに、ぼくも玄関でご飯を食べるんだよ。朝はぼくの苦手なカリカリ(ドライ)フードだけど、夜は大好きな缶詰入りの柔らかい(ウェット)フードだから、あっという間に平らげちゃって、みんなが揃っている茶の間を羨ましくみているんだ。家族が揃っているとなんだか嬉しくて、混ぜて欲しくて「キュンキュン、ワンワン!!」騒いでしまうんだよ。それでみんな「ナツキ、うるさい!!」って叱るくせに、たまにお腹いっぱいで満足して、ハウスに戻って寝て
いるとみんなが心配して「ナツキが玄関にいない…具合悪いんじゃないの?」「ナツキの声がしないと寂しいね」なんて言っているんだよ。でも、それだけみんながぼくのことを家族のひとりとして、心配してくれたり、話題にしてくれていると思うと嬉しくなるんだ。
写真は、ぼくんちのそばから見える栗林の今季初の雪景色だよ。