臆病もののぼく…

この前の散歩の時に、天形(あまがた)林道入り口の農業用溜め池の先で、ぼくは今まで見たことが無いものを見つけて、毛を逆立てて吠えたてて威嚇したんだ。いつもならリードを外していると、追いかけたり側に行ったりするんだけど、今回は初めての相手だから安易に近づいたりしないで唸り続けたんだよ。お母(かあ)はぼくの様子から道の先に熊か何か、こちらから近づいてはいけない危険なものがいると感じたからそっちを見ないようにして「ナツキ、戻るよ!!」って引き返したんだ。だからぼくも後ろを振り返りながら引き返したよ。次の日の散歩の時、同じ場所でぼくは立ち止まってまた同じように、毛を逆立てて唸って、吠えたてて威嚇したんだ。今度はお母(かあ)の顔を見ながら「お母(かあ)ほらあそこだよ。変なやつがあそこに立っているでしょう!?ワンワン!!ガゥー(`□´)」って教えたんだよ。お母(かあ)はビクビクしながら、ぼくが吠えたてる方を見て「ハァ('_'?)
??…ナツ…お前が威嚇して吠えたてていた相手って、もしかしたら〜あそこにある。何メートル先工事中のあの看板だったのね〜(´・ω・`)?」って言いながらズンズン進んで行ったから、ぼくもようやく安心して唸るのを止めて近づいて行ったんだ。その「工事中の看板」ってヤツは前まではそこになかったんだよ。前の日までなかったのに、それが突然そこに現れたから、だからさ、ぼくは敵が現れたと勘違いして吠えたてたんだよ。こんな間違い、そういえばこの前もあったなぁ〜。農家レストランのノボリが風でパタパタなっていたのを、変な生き物と勘違いして吠えたててお母(かあ)に笑われたっけ…実はぼくって本当は臆病なんだ…
写真は、天形林道を散歩中のぼく(夏輝)。これは9月の夕方なんだけど、5時でもまだこんなに明るかったのに、今はお母(かあ)が帰ってくる頃にはお日さまはすっかり沈んでいるんだよ。