ハチにご用心

お母(かあ)が勤務している植物園は自然に囲まれているから、園内にも色んな生き物が入り込んだり、暮らしているんだって。動物ではカモシカニホンザル、イノシシ、キツネ、タヌキ、ツキノワグマ…小動物ではアナグマハクビシン、イタチ、ウサギ、ニホンリス…それから両生類…爬虫類…昆虫…クモ…(言い忘れた生き物さん、ごめんなさい)。
カモシカやキツネやタヌキ、小動物は園内に生えている植物を食べたりの悪さをしても人間に危害をくわえることはないけど、ツキノワグマ、イノシシ、ニホンザルは植物だけでなく人間にも危害をくわえる危険があるんだって。だけどこの辺りでは元々野生動物が普通に暮らしているし、やみくもに捕殺処分する訳にはいかないから、今は簡単に入り込めないように柵を張り巡らしたり、人の気配を知らせるために音をたてることで対処しているんだって。動物の侵入はそれである程度は止められるけど、マムシやハチなんかはその方法では防げないから、見つけたら捕殺しているんだってさ。一昨日は、刈り込み作業をしていた人がアシナガバチに刺されて、それを捕殺するのに駆けつけたお母(かあ)も刺されて…その時はかなりの痛さだったけど、今は痒くてたまらないんだって。その巣は処分したんだけど、今日は別な場所で別な人が刺されたんだよ。これからますます巣の数もハチの数も増えるし、もっと危険なスズメバチも増えるから作業するのももっと注意が必要になってくるんだってさ。お母(かあ)は目敏(めざと)いからハチの動きに素早く反応して刺されない自信があったのに、今回は簡単に刺されてちょっとショックだったみたいだよ…。過信はいけないよね〜。
今日の写真は、玄関先でマッタリしているぼく(夏輝)だよ。