鳴く虫だって〜

お母(かあ)は、仙台の植物調査で自宅近くの植物を採集、標本にして提出したのが縁で、鳴く虫保存会の人と知り合いになったんだって。「イボクサ」っていう植物を探している人が偶然お母(かあ)の標本を見つけて、訪ねて来たんだ。その人は植物に興味があるのではなくて、鳴く虫を飼育するときに役立つ植物を探していて、それがお母(かあ)が標本にした「イボクサ」だったんだよ。イボクサはツユクサの仲間で、おうちの休耕田に生えているんだ。その人が「是非、鳴く虫の声を聴いてみて」って二種類の虫を持ってきてくれたんだ。お母(かあ)はスズムシ、エンマコオロギ、ツヅレサセコオロギ(?)ぐらいは飼ったことがあるけど、いただいた鳴く虫はこの辺りには住んでいない温かい地方の虫なんだって。買い方なんかも教えてもらったけど、育てる自信はないんだって〜。飼い方を教えてもらっている最中、さっそくキンヒバリっていう鳴く虫が「リッ、リッ、りー♪っていうか、チッチッチッルルー」って耳に心地好い音が聴こえてきたんだよ。お母(かあ)には秋の終わりごろに聴こえる寂しげな虫の音にも聴こえたんだって。心にしみる音色かなぁ〜。もう1種は なかなか鳴かないと思ったら、夜10時近くなって突然「コロコロコロ、リリーッ」ってコオロギみたいなスズムシみたいな透き通る音色響いてきたんだ。どちらも希少な音色で、秋保でこの時期に虫の音が聴けるのも希少で…飼育、頑張ってね!!お母(かあ)。
今日の写真は、この前の台風のあとの農業用溜め池だよ。