屋号のこと…

屋号・家号(やごう)って、その家の特徴に基づいたその家の呼び名のことらしいんだけど、お母(かあ)の実家(白石市三住)辺りではあまり馴染みがないんだってさ。実家の方では、本家(ほんけ)があって、その後ろの家を「後ろの家(うっしょのい)」前の家を「前の家(めえのい)」なんて言ってたけど(かなりなまってるけど〜(*''*))…それは屋号じゃないしね…。
秋保に嫁いできたら、秋保には今でも屋号で呼ばれている家が沢山あるんだよ。例えば、原の家(はらのい)、原小(はらこ)、新家(しんや)、乱場(らんば)、八丁原(はっちょうばら)、大西(おおにし)、小西(こにし)、深野(ふかの)…ずっと昔、農民は名字を使うことができなかったから、屋号を用いていたんだって。秋保の屋号がそうかどうかはわからないけど…。そういえば救命講習を受けた時、救急隊員が「救急車を呼んだ時に屋号を言う人がいます。消防署では屋号を言われても判りませんので、住所と名前を言ってください」なんて注意されていたっけ(・。・)。
地元の人達は、名字より屋号の方が馴染みがあるんだね。ぼくんちに屋号はないけど、呼び名があるんだよ。本家から譲り受けた土地に住んでいるから「別家(べっか)」だって…。お母(かあ)は秋保のお年寄りに「どごの嫁だ?」って聞かれたとき「○○の嫁です」って答えると「あ〜あ、別家の嫁が…」って納得してもらえるんだ。ちゃんと名字があるのに面白いね。
写真は、今日の朝の秋保大滝だよ。ちょっと紅葉が始まったみたい。