モリノカレバタケ

植物園の雑木林の一画に、落ち葉を集積している場所があるんだけど、そこは毎年カブトムシの産卵床になっているんだよ。
カブトムシの幼虫は、堆積した落ち葉を食べて分解して、フカフカの土に替える役割をしてくれているんだってさ。
今の時期は、モリノカレバタケというキノコも生えるんだ。このキノコもカブトムシの幼虫と同じで、落ち葉を分解する役目を果たしてくれるんだって。ちょっと強い香りがあって、味の好みは人それぞれだけど食菌なんだよ。
列を作ったり、株になったり、輪になって出たり…カサの色も変化があるし、形も丸山形や扁平、反り返り…色々あって面白いキノコなんだ。
写真はそのモリノカレバタケだよ。