夜に鳴く鳥…

夕御飯の片付けも終わり、茶の間でくつろいでいたお母(かあ)の耳に聴こえてきたんだって〜
「テッペンカケタカ、テッペンカケタカ!!」って…最初はテレビから聴こえてきたのかな?って思ったけど、ぼくも外にいて聴こえていたから間違いないんだよ。時計を見たら夜の9時…夜鳴く鳥って、ヨタカとかフクロウだけかと思ったら、ホトトギスも夜に鳴くんだねぇ〜。フクロウやヨタカの声は怪しげでもの淋しい感じがするけど、ホトトギスの声はなんだか滑稽(こっけい)に聴こえてくるんだ…
ネットで検索したら、ホトトギスは昔から夜に鳴く鳥として珍重されていたんだって。その年に初めて聞くホトトギスの鳴き声を「忍音(しのびね)」っていって、いち早く聞くために夜を徹して待っている様子が枕草子に描かれているんだって。そういえば童謡【夏は来ぬ】の中に「卯の花の匂う垣根に、ホトトギス早もきなきて、忍音もらす、夏はきぬ」ってあったっけ。この年になるまで、意味も考えず、夜鳴くことも知らずに生きてきたけど、このことを知ってから「テッペンカケタカ」も滑稽じゃなくて高貴な声に聴こえているお母(かあ)なんだよ。
写真は、レジャー施設跡地の池州に今、沢山集まっているカエル…多分シュレーゲルアオガエル…かな…ぼくが散々追いかけ回したのに、仲良しカエルさんはピッタりくっついたまま離れなかったんだよ。