タチガシワ

ぼくの肉球の切り傷もほとんど完治したから、いつも通りの散歩時間に戻ったんだ。今日は天形(あまがた)林道をずっと上の方まで散歩したんだよ。開花を楽しみにしている草花(シロバナニガナやクサボタン)の茎がのびてきたのを確認したり、ヤブデマリの蕾やブラシみたいなウワミズザクラの花の白さに感激したり…ぼくが生き物の匂いに夢中なのと同じで、お母(かあ)は植物に夢中なんだ。今年はちょっと心配なことがあるんだって。昨年道端で見つけた「タチガシワ」が今年は見当たらないんだってさ。他の場所ではもう咲き始めているし、生えていた場所も間違いないはずなのに…タチガシワは「エッ(;・ω・)これが花??これで開花してるの(´・ω・`)?」っていうくらい地味な色の花だし、すごく珍しい植物なのか?…っていうとそういうものでもないし…カタクリニリンソウみたいに群れて生えてるものではなくて、山あいの沢沿いにまれに生えるガガイモ科の植物なんだって。お母(かあ)
は数ヶ所でタチガシワを見つけていて、そのひとつが林道の道端なんだよ。去年の夏、下草と一緒に刈りとられちゃったのと、生えていた場所の条件が悪かったから絶えてしまったのかなぁ〜? その場所を通る度に、確認するお母(かあ)なんだよ。
写真は、そのタチガシワだよ。日本人好みの花だと思うんだけど…ね