お父(とう)との散歩前の儀式

最近お父(とう)は、仕事から帰るとすぐに散歩に連れていってくれるんだ。だけどその前に必ずすることがあるんだよ。それは、ぼくが玄関からコソッと持ってきて隠しておいたサンダルや、かじって穴を開けたオモチャや、棚をひっくり返して散らばしたボルトなんか、その日にした悪さのことをガミガミ叱られ、叩かれ「ごめんなさい…」をしてからでないとお散歩に出ることができないんだ…最近はその工程をふまないとお散歩に行けないんじゃないかなぁ〜??っていう気がして、必ず何かいたずらをしてお父(とう)の帰りを待っているんだよ。そして叱られて、サンダルか何かで叩かれて…それでようやく「散歩、散歩〜〜♪」って、それがすっかり定着しちゃったんだ。お母(かあ)は「いたずらをする=楽しい散歩、につながってお父(とう)のカミナリは効いていないんじゃないかなぁ〜」って、お姉ちゃんと噂しているよ。今日も、ガミガミ叱ったあと「仕方ね〜な〜」って言いながら散歩に連れていってくれたお父(
とう)なんだ♪。何だかんだいっても、一番ぼくのことを気に掛けてくれているのがお父(とう)なんだって、お母(かあ)が言ってたよ。
写真は、2ヶ月半頃のぼく(夏輝)だよ。この頃のぼくって、こんな寂しそうな姿をしている写真が多いんだ。まだラブママや兄弟ワンコが恋しくて、時々思い出していたのかも…