躾が悪いんじゃないかなぁ〜

おうちの人に散歩に連れていってもらう時、ぼくは嬉しくて凄くハイテンションになるから、スタートしたと同時にマックスで走り出してしまうんだ。その速さと力は、おばあちゃんでは絶対に止めることができなくて危険だから、ちっちゃい時依頼、おばあちゃんとの散歩はしたことがないんだよ。小お姉ちゃんも、以前ぼくと散歩中に嫌な思い出があるから、誰かと一緒じゃないと連れていってくれないんだ。小お兄ちゃんは、ぼくがダッシュする速さに合わせて一緒に走ってくれるから、あっという間に散歩が終わっちゃうよ。他の家族は、ぼくが首輪が千切れそうなくらいグイグイ前に進もうとしても、負けじと自分の歩調で歩くから、ぼくはますますベロを出して「ハァハァ!ゼイゼイ!!」しながら息も絶え絶えみたいに歩くことになるんだ…みんなから「人の歩調に合わせて歩けば苦しくないのに…ナツはおバカさんなんだから〜」って言われるんだよ。そうだよね〜ぼくが気をつけて歩ければいいんだけど…お姉ちゃんが札幌で、ぼくに似た黒ラブ君の盲導犬を見たんだって。
「あのラブ君は立派に盲導犬をしていたよ〜」って言ってたよ。ぼくだってさ、ちゃんとしつけてもらえれば、盲導犬みたいに立派な夏輝君になれるし、リードをグイグイ引っ張ったりしない…と思うよ…多分…ね。ぼくがお利口さんにできないのは、家族みんなのぼくに対する躾が悪いんじゃないかなぁ〜? ?。ねぇ、お母(かあ)そう思わない?
写真は、まだ薄暗い朝の散歩でレジャー施設跡地から見た、もみの木と南西の空に浮かぶお月様だよ