おずんつぁん(おじいちゃん)のこと

お母(かあ)が小さい頃の自分の記憶を思い起こすとき、まず初めに浮かぶのが「おずんつぁん(おじいさん)」のことなんだって。お母(かあ)の実家の方では祖父のことをおずんつぁん、祖母のことをおばんつぁん又は、ばばちゃんて呼んでたんだって。お母(かあ)の記憶のおずんつぁんは、いつも炉端に腰掛けていて、いつもニコニコ笑顔で……よく素うどん(醤油をかけただけの)を作ってくれて…とにかく、優しい〜穏やかなイメージだけが残っているんだって。最後の記憶は、親戚の誰かが「最後だから、おずんつぁんにサヨナラしなさい」って言いながら抱っこしてくれて、棺に入ったおじいちゃんを見たのが最後なんだよ。その頃はまだ土葬だったから、丸形の棺桶に、頭に三角の布をつけたおずんつぁんが入っていたのを、不思議な気持ちで見ていた覚えがあるんだって。お母(かあ)が3才か4才の頃の記憶だよ。
おばんつぁん(おばあさん)の記憶は…全くないんだって…お母(かあ)がもっともっと小さい時に亡くなったからね。おばんつぁんは、おずんつぁんと正反対で、気が強くてきつい顔をしていた人だったんだって。お母(かあ)は近所の人からよく「おばんつぁんにソックリ!!」って言われたんだって。んん〜…複雑な気持ちだなぁ〜
写真は、2ヶ月頃のぼく(夏輝)。大お姉ちゃんにナデナデしてもらってんの♪♪♪周りにあるぬいぐるみと同じ大きさなのがめんこい(かわいい)でしょ♪