南蔵王の水引入道「種まき坊主」と呼ばれているけど〜

今の季節に南蔵王を眺めると、南端の不忘山から南屏風岳より前方に位置する山に「頭巾をかぶった僧侶の姿」別名「種まき坊主」と言われる残雪が見られるんだよ。その様子から山の名前も「水引入道」というんだって。
お母(かあ)の記憶では…「水引入道」は「杖をついた腰の曲がったおばあさんの形に雪が残って、おばあさんの首の雪が消えると種まきができる」って母ちゃんから教えられた気がするんだって。
だから今でも「僧侶の姿」じゃなくて「杖をついたおばあちゃん」に見えてしまうんだってさ。
子供の頃、母ちゃんと行ったゼンマイ採りの頃にその姿が現れ始めて、ワラビ採りの頃にはすっかり姿を現して、やがて首の部分が溶けてなくなってしまうんだよ。おまけに大切な杖も溶けてしまうから、今でもその姿を見るとかわいそうな気持ちになってしまうんだって。
4月下旬に見た時は、まだはっきりした形も見えなかったけど、昨日は首の部分も杖も消えそうになっていて、ビックリw(°O°)wしたお母(かあ)なんだ。