自我自我我(じがじがわれ)に似よ…

お母(かあ)は、自分の身体より大きいクモを引きずって急ぎ足で通り過ぎるジガバチを見つけたんだ。ジガバチは幼虫の食料確保のために狩りをするんだって。漢字で書くと「似我蜂」、羽音に由来し、虫をつかまえて穴に埋める時「自我自我(じがじが、我に似よ)」と言っている…という伝承に基づいているんだってさ。自我自我って唱えながら埋めた虫がハチの姿になって出てくる…なんか神秘的そうだけど、毒針で身体を麻痺させられたままハチの幼虫のエサになる虫のことを思うと複雑な気持ち…だね。(後でよく調べたらジガバチではなくオオモンクロベッコウというベッコウバチの仲間とわかりました)