雨降り花

今の時期、カタクリと一緒に咲いているキクザキイチゲ(キクザキイチリンソウ)…お母(かあ)の実家辺りでは「雨降り花」って言ってたんだって。
キクザキイチゲの花の色は白から青紫まであって、特に青紫の花は人気があるんだ。だけど、掘ってきて庭に植えてもいつの間にか花色が変わっていくらしいよ。土の質が影響するのかな…子供の頃は、カタクリと同じく春を知らせてくれる心待ちの花だったんだってさ。「その花を摘むと雨が降るから取るな…」何故かそういわれていて、ある日いたずらに摘んだら本当に雨が降ってきたんだって(○_○)!!多分偶然だったと思うけど…それから大人になった今も摘んだことがないんだよ。キクザキイチゲ(雨降り花)は、寒い冬に耐えて早春に咲く花…だからせっかく芽生えた命を摘むな!!という思いや、毒草なので触れるな!!という気持ちも込められて名付けられたんじゃないなか〜ってお母(かあ)は思うんだってさ。元々は「雪から雨に替わる季節に咲く花」が語源みたいだけどね。カタクリと同じ場所に咲くことが多いから、カタクリの人気に押されてヒッソリと咲いている雰囲気がある花なんだよねー
写真は、白と青紫のキクザキイチゲだよ。